キャリア

新入社員が「仕事に行きたくない」と感じる7大原因【対処法あり】

新人の頃って、入社前に想像していた会社と現実が違ってストレスを感じることが多いですよね。

仕事以外にも慣れない職場や先輩・上司との人間関係とか悩みや苦痛で押しつぶされていませんか。

私も、辞めたくてもせっかく入ったのにこんなに早く辞めてもいいものかと悩んでしまって身動きがとれなくなったりしました。

でも、多くの場合この辛い新人時代もどこかで吹っ切れるタイミングがあります。
それは仕事を覚えてきて自分で進められるようになったときであったり、人間観家に慣れてきた時であったりしますが、この辛さは働くかぎり永遠に続くものではありません。

そこで今回は、行きたくない仕事でストレスだらけの毎日を少しでも前向きにするための対処法についてお話していきますね。

今日から実践できることばかりなので、興味を持ったものだけでもぜひ実践してみて下さい。

そうは言っても、毎朝仕事に行くのが本当に辛い場合


どうしようもなく辛い場合は、抱え込まずに誰かに相談することが1番の解決方法です。

同期や学生時代の友人に相談するのも良いですが、キャリア関連のことであればキャリアのプロに相談するのが1番です。

とはいえ、いきなりお金を払って話を聞いてもらうのは抵抗があると思うので、自分を守るためにもまずは無料相談を活用することをおすすめします。

きついとは思いますが、悲しいことに今の世の中は行動しなければ周りは何も変わってくれません。本当に辛いとき、手遅れになる前に今すぐにでも行動してください。

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新入社員が会社に行きたくない7大原因

人間関係に馴染めない


新しい環境に入ったときに、まず最初にしんどいのが人間関係ですよね。

学生時代の慣れ親しんだ友人達とは異なり、また0から人間関係を構築していかなければならない。
しかも、全員が初対面ならまだしも、自分以外の人は何年も一緒に働いているからすでに関係性は出来ている。。。

居心地が悪く、自分の居場所がなくて愛想笑いをしてその場をやりすごしたり。

でも、これは新入社員に特有の悩みだとも言えます。
部署移動などがあればまた変わってきますが、基本的に同じ職場にいれば徐々に関係性は出来ていきますし、自分が一緒にいて楽な人と嫌な人の区別もつくようになります。

なので最初だけだと思って、あまり気にしすぎなくて大丈夫ですよ。

仕事が面白くない

新入社員の離職率が高すぎるなどと言われていますが、それもそのはず。
仕事が面白くないって致命的ですよね。

毎日のほとんどを費やす仕事が楽しくなかったら、絶望的に地獄です。。
ただ、新入社員の頃は、わからないことだらけなので簡単な仕事を任されることが多いですよね。

それでも仕事が面白くなくてどうしようもないときの解決方法としては2種類あって、

  • 思い切って移動を希望する
  • 自分が楽しいと思える仕事をするときは態度で楽しさを示す

という方法があります。

そして、1番重要なことですが、「上司はあなたがどんな仕事を楽しいと感じるか把握していない」ということを理解しておく必要があります。

毎日会社で顔を合わせるとはいえ、赤の他人が1年ほど一緒にいたところで部下が何を楽しいと感じるかなんてわかりません。

あなたも上司がどんな仕事をするのが得意かなんて知りませんよね。

なので、自分が楽しいと思える仕事をメインでやりたいと望むのであれば、あなたがどういった仕事をするのが好きなのかを上司にアピールすることが必要不可欠になります。

成長している気がしない

雑務や作業系の仕事ばっかりで、働いても成長している気がしないと感じたことはありませんか。
でも、実はその雑務も視点を変えると成長に繋がっていることが後で振り返ると多々あります。

「なぜ、その業務が必要なのか」
「もっと効率よく終わらせられないか」

若くして出世している先輩に聞くと、雑務でも何でも仕事は基本こうやって考えているそうです。

この仕事まじで無駄だな。。と思った時は、1歩立ち止まって、何でその仕事が生まれたのかを考えてみて下さい。
何も考えずボーっと作業しているよりも間違いなく成長に繋がりますよ!

覚えることが多すぎてミスをしてしまう


社会人の誰もが新入社員の頃に通る道だと思います。
周りの先輩たちが当たり前のようにしている仕事でも、新入社員にとっては初めてのことだらけです。

わからないけど聞くタイミングを逃してしまったり、教えてもらったことが頭の中でごちゃごちゃになって、ついついミスをしてしまうことありますよね。

なんで他の人は出来ているのに自分だけ出来ないんだろう
と悩むことも多いと思いますが、これは仕事のできるできないよりも経験や慣れの部分が大きいので心配いりません。

まだ新人なんだからミスしても当然ぐらいの気持ちで全然大丈夫ですよ。

時間が足りなくてストレスを感じてしまう


与えられた仕事が終わらないけど、残業時間は減らせと言われる。
でも上司に終わらないので、納期を延ばしてくださいとは言いにくいし。。

それでも、終わらないから残業して何とか終わらせようと頑張って家に帰るのが遅くなる。

同じ仕事量でも、新入社員と先輩では業務のスピードも違うし、周りよりも時間がかかってしまうのは仕方ないことです。

そんな中で、なるべく早く仕事を終わらせようと思ったら、まとめて報告に行くのではなく、こまめに報告にいき自分の仕事の方向性と上司が求める成果物の方向性がきちんとあっているかを確認しながら進めることがおすすめです!

自分の時間を無駄にしないためにも、こまめに報告することがおすすめです。

それに、頼られて嫌な気持ちになる人間なんていませんし、コミュニケーションの回数が増えることで上司との人間関係が良くなることにも繋がりますよ。

いきなり責任が重すぎる

新入社員のころから権限を委託すると言えば聞こえはいいですが、実際は丸投げ、、ということありませんか。

真面目に頑張っているほど「どこか間違っていたらどうしよう」と不安になって眠れないという人も多いです。

でも、仮にそれでミスがあってもそれは本当にあなたのせいでしょうか。
新入社員は知らないことも多くてミスをするのが当たり前なので、出来る上司は権限を任せつつも肝心なところはチェックしてくれているものです。

なので、やるだけやったら「もし間違っていたら上司のせい」ぐらいの気持ちでいて大丈夫ですよ。
それで怒られて周りも同調するようなら、そんな会社は早めに出てしまった方が今後のキャリアのためですね。

理想とのギャップが大きい


あれ、本当にこの仕事がしたかったのかな

この仕事を40年も続けて楽しいんだろうか

就活のときに、たくさん自己分析や企業分析をして就職したはずなのに、思っていたのと違うぞと感じる。
新入社員の中でも、就活を頑張っていた人ほどこう感じる人は多いのではないでしょうか。

ただ、スポーツでもそうですが、いきなりスーパープレイはできないですよね。
理想の仕事を聞かれると、影響力のある仕事を挙げる方が多いですが、それだけインパクトのある仕事をしようと思うと、前提となる基礎知識や技術が必要です。

今はそのための準備期間だと思って先を見据えて今の仕事に取り組むことが、理想の仕事をするための近道だったりしますよ。

仕事に行きたくないと感じたときの対策【7選】

無理をしすぎない

仕事に行きたくないと感じたときに1番大事なのが、「無理をしない」ということです。
周りを見ていても思うのですが、今の20代は特に責任感の強い人が多いように感じます。

会社でも30-40代の人達は不満があれば愚痴や不満を周りにこぼして解消している人が多いですが、新人の方が自分達の力でなんとかしてやろうと頑張っていることが多いです。

それゆえ、つい頑張りすぎて会社に行くのが嫌になってしまう人が多いのだと思います。

また、周りが何年も同じ仕事を経験している中に入って、いわば自分だけ初心者のような状態で周りと同等に仕事をしようとハードルをあげてしまい、出来ない自分にがっかりしてしまったりしていませんか。

目標を高く持つことは大切ですし、それが成長に繋がることは間違いありません。
でも、新人のころから高すぎる目標を持って自分でハードルを高くしすぎると辛くなることの方が多いです。

まずは等身大のありのままの自分でできることを100%やる。
そして出来るようになったらまた新しいことを頑張る。

そのくらいの頑張りで大丈夫です。

自分で自分を追い込んで、いつも辛そうな顔をしている新人と
できることをきっちりやって着実に出来ることを増やしている新人

もしあなたが仕事を任せるとしたらどちらの新人に任せますか?

なぜ仕事に行きたくないのか考える


仕事に行きたくない!と感じたときに、これだけは考えてみて欲しいというのが
なぜあなたは仕事に行きたくないのか」ということです。

多くの人は、漠然と「仕事が嫌だ。行きたくない、、」と考えていますが自分が何を嫌だと感じてるのかをはっきりさせないと、何を改善したら自分が楽しく会社に行けるようになるのかわかりませんよね。

仮に、残業時間が多かったからという理由で特に何も考えずに残業が少ない会社に転職したとして、それで仕事に行くのが楽しくなるかと言われると、そうでない人がほとんどです。

本当に欲していたのは、自分が時間を忘れて没頭できることだったり、職場の雰囲気だったりします。
ただ何となく不満を抱えたままでは何も解決しませんし、対策を打とうにも解決に繋がる打ち手を打てませんよね。

それに、自分が何に満足していないのかを明らかにすることで、年数を重ねればその会社でも達成できることなのか、今の会社にいたままでは一生解決できない問題なのかどうかもはっきりさせることができるので、もやもやしたままキャリアを無駄にすることがなくなります。

今日やったことをリストアップする


「なんだか足踏みしている気がする」

新入社員のころは特に、仕事の内容が思っていたのと違ったり、働いても成長している気がしないと感じることが多いと思います。

そんなときは、その日でやった仕事をリストアップして自分が出来たことを確認してみて下さい。

変わり映えのない毎日だと思っていても、1つ1つの仕事で見ていくと意外と新しいことに取り組んでいたりしますし、何より半年、1年後にどれだけ成長しているかを客観的に確認することができます。

主観を除いて本当に成長に繋がらない職場なのかを判断するのにおすすめの方法です。

辛い時期がずっと続くわけではないと理解する


いま仕事がつらいとしても、その辛い時間がいつまでも続くわけではありません。

慣れない環境の変化や職場の人間関係が原因で辛いと感じている方も多いと思いますが、年数を重ねると慣れによって自然に改善されていきます。

もちろん、職場や職種によっては年数を重ねても辛いままな場合もあるので、自分の置かれている状況が時間が解決してくれるのか、時間が経っても解決しないのかは見極める必要があります。

それでも、新入社員だからという理由で目についていることも多いので、遅くとも2年目、3年目とキャリアを重ねていけば辛さも減っていくことが多いですよ。

苦手な先輩たちの対処法を決めておく

人間なので、この人なんか苦手だなという先輩が1人や2人いると思います。

そんなときは、自分が苦手だと感じている特徴を基にこっそりと自分だけのあだ名をつけて、何か言われるたびにそのあだ名のことを思い出してみて下さい。
おすすめはちょっと可愛らしかったり面白いキャラクターのあだ名をつけることです。

その人自体の嫌な感じを忘れることができるうえに、1歩離れた気持ちで話を聞けるので嫌悪感が軽減されますよ。

自分専用のセーフティネットを作る

最近の研究でよく言われているので、聞いたことのある方も多いと思いますが、人が力を十二分に発揮できるのは、心理的安全が確保されているときだそうです。

失敗したら後がないと思うよりも、失敗しても大丈夫と思える方が仕事のパフォーマンスが上がるという結果が出ています。

「もし、この仕事で失敗しても自分には転職先があるからいいや」などあらかじめ自分専用のセーフティネットを作っておくことで、会社にすがって生活しなくても良くなるので、気持ちが楽になりますよね。

新人のうちから、万が一の場合でも大丈夫という備えを準備しておくと精神的なゆとりができるので伸び伸び仕事ができるようになりますよ。

誰かに相談する


会社に行きたくないと思った時に一番おすすめなのは、誰かに相談することです

嫌なことが増えるとどうしても視野が狭くなりがちなので、他の人に相談してもう少し頑張った方がいいのか、辞めて次に移った方がいいのか判断した方がいいと思います。

もやもやした状態のままで仕事をしてもミスが増えるだけなので、自分の中で一旦結論を出すためにも誰かに相談してみることをおすすめします。

そんなすぐに転職する気はないとしても、いざという時どういった転職先があるのか、年収はいくらなのかなど事前に把握しておけば、いざというときに困らなくて済みます。

精神的なゆとりを作るという観点からも、仕事に行きたくないと感じたら、まず誰かに相談するということをおすすめします。

今は様々な転職サイトが無料相談なども受け付けているので、相談の敷居は低くなっていますね。

最後に


新入社員のことは右も左もわからない中で様々なことを求められるので、ストレスを感じることも多いと思います。
特に20代から60代と世代幅も広いので価値観が違ったりと人間関係で嫌気がさすこともありますよね。

今辛いと感じていることは時間が解決してくれることも多いですが、中にはさっさと見切りをつけて別の職場に移った方がいいときもあります。

働き方改革の影響もあり、徐々に転職が当たり前のような時代に変わりつつありますし、周りを見ても新人の転職率は高いので、これまでの世代と比べて新人のころに転職したからといって不利になることは少ないです。

なので、どうしても仕事に行きたくないと思った時は、迷わずに逃げて下さい。

ただ、現実問題として、いざという時に0から動き出す気力は残っていないことが多いです。
万が一に備えておくということは精神的な余裕に繋がるので、ちょっとでも転職を考えているという方は一度相談だけでもしておくことをおすすめします。

まだまだ社会人としてのキャリアは始まったばかりです。同じ社会人として一緒に頑張っていきましょうね。