あなたは今、「あなたの強みは何ですか?」と聞かれてすぐに答えられるでしょうか。
誰しも心の奥では自分の得意なことや強みを活かして働きたいと思っている割に、意外と自分の強みについて質問されると答えられないことが多いです。
ストレスで胃が痛くなるような職場で働いたり、心労で鬱病になったりするのは嫌ですよね。
仕事のストレスを極力減らすためには、苦手な分野で努力するよりも、やっていて苦じゃない自分の得意な分野で努力した方が良いのは間違いありません。
そこで今回は、人生を左右する割に、自分でもあまり把握していないあなた自身の強みを見つけるための3つの方法を紹介していきます。
後半に「新たに強みを創る方法」と、巷でよく言われる「好きなこと=強み」という考え方の注意点を書いていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
この記事で活用するツール
- リクナビNext|グッドポイント診断
*Recruit Careerの無料で利用できる強み発見ツール - ストレングスファインダー|34の資質からあなただけの資質を判定
あなたの強みを見つける3つの方法
強み発見のツールを活用する
自己分析など過去の経験をさかのぼって強みを発見するという方法もありますが、時間がかかるうえに結局自分の強みがよくわからないということが多々あります。
そこでおすすめしたいのが、強み発見のツールを使って自分がどんなことが得意なのか、どんな強みを持っているのかを客観的に知る方法です。
就活や転職でも用いられているリクナビのグッドポイント診断は無料で実施できるので、まずは気軽に強みを洗い出したいという方にお勧めです。
お金を払ってもいいから自分でも気づいていない強みをより詳しく棚卸ししたいという方はストレングスファインダーという本をおすすめします。
私も就活のときに使ったことがあるのですが、34の資質から自分の持っている資質を教えてくれます。私も「たしかに。そういうところあるわ・・」となったので、1度試してみると新たな自分の一面を発見できると思います。
「ありがとう」と感謝される回数が多いことをリストアップする
得意なことで働いても、やりがいがなければ楽しくないだろうという人もいますが、そもそもやりがいとは人に感謝されることで生まれます。
仕事の本質が「価値の提供」であることを考えれば、価値を提供して喜んでもらったり、役立つことこそがやりがいになるのは当たり前とも言えます。
そして、この感謝されるということは「相手ができない、もしくは困っていることをあなたが解決した」ということを指します。
この「ありがとう」と感謝される機会が多く、あなたがその行動に対して特に負担を感じていないことこそが、あなたの強みの源泉であることが多いです。
そして、この強みを活用できると自然と相手に価値を提供できるので、自分にとってストレスが少なく、相手にも喜んでもらえる理想的な仕事の発見に繋がります。
長時間実行するのが苦痛なことを書き出す
3つ目の方法は、逆にやりたくないことや苦手なことをリストアップして強みを探す方法です。
得意なことだけを考えるよりも、苦手なことなど複数の視点からアプローチした方が、自分の本質に繋がりやすいです。
また、苦手なことの逆のことは意外と得意だったり、あなたの強みになっていたりするので、苦手なことや仕事でやりたくないと感じていることを書き出して、逆の視点で強みを見つけることも有効です。
もし強みに繋がらなかったとしても、新しいことや仕事を探すときに「それをやると自分がストレスを感じること」として避けるべき判断基準にもなります。
そのため、自分が長時間するのは無理だなと思うことや苦手なことを書き出しておくことは長期的な判断基準にも役立つのでおすすめです。
それでも強みが見つけられないという人へ

新たな強みを創る方法
それでも強みと言える強みが見つからなかったり、今ある強み以外に新しい強みを創りたいという方にお勧めの方法を紹介します。
新しい強みを創るために1番おすすめの方法は「成長が期待される、もしくは成長中の新しい分野に挑戦すること」です。
すでにある程度の規模がある分野に参入したところで、各分野には専門家やプロと呼ばれるその道何十年のベテランがいます。
このベテランに勝つためにはどうしても同じぐらいの年数を掛ける必要があり、その分野で成長して、強みを創ったとしても常に上には上がいて自分の価値が上がらない消耗戦に陥りがりです。
新しい分野なら競合が少ない
これから伸びる産業や分野だと、他の分野に比べて勝手を知っている人も少ないですし、その分野でベテランと言っても数年程度のハンデしかないので比較的追いつきやすいという特徴があります。
もちろん、その分野で頑張ることが苦じゃないことが前提ですが、新たな成長分野に参入してスキルを身に付けるだけで、それがあなたの強みと評価されるようになることも少なくありません。
出来る人が少ないことは、それが出来るというだけで強みになるので、もしどうしても強みが見つからなかったり、新しく強みを創って自分の価値を上げたいという人は新しい分野に挑戦してみることをお勧めします。
好きなこと=あなたの強みという誤解への注意点
強みを見つけるときに注意して欲しいのが、たまに耳にする「あなた好きなことこそが、あなたの強みです」という誤った認識です。
好きなことには2種類あり、何かを受信して楽しむのが好きなことと、何かを発信して楽しむのが好きなことがあります。
強みを活かして生きるためには、強みを用いて相手に価値を提供しなければなりません。
好きなことが受動的な楽しみの場合、例えば本を読んだりゲームをしたりすることだった場合、逆にそれを発信する側に回ると好きだったことが苦痛になることがよくあります。
好きなことを仕事にするのは大変と言われる理由はここにあります。
もし好きなことが自分から何か発信することに繋がるのであれば、好きなことを強みと認識して活かし方を考えることが有効です。
しかし、好きなことが受動的な楽しみ方の場合は好きなことを仕事にする、好きなことで生きていくというのは非常にリスク-であるということを覚えておいてください。
自分の強みや得意なことがわかったら、そこに時間を注ぎ込む
自分の強みが分かったから大丈夫。とはなりません。
強みとはあくまでも資質であり、磨きをかけなければ他の人と変わりません。
自分の強みがわかったら、その強みを伸ばすために時間を集中的につぎ込むことが必要です。
とはいっても、強みに基づいて努力すれば、同じ努力量でも他の人よりも早く成長できるので、まずは楽しみながら自分の才能を伸ばしていくというような認識で大丈夫です。
人間、ある程度までは努力で何とかなりますが、圧倒的な結果を出すためには、その人だけの強みが必要不可欠です。
ぜひ、自分の強みを見つけて自分が成果を上げやすいフィールドで戦い、ストレスの少ない生きやすい人生にしていきましょう。
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