よくあるこの計画倒れを防ぎ、忙しい中でも勉強を続けるための管理術について解説していきます。
なぜ勉強計画が続かないのか
勉強が続かない要因として1番よくあるパターンが
「時間をびっしり埋めるようにスケジュールを作ってしまう」パターンです。
計画を立てている時は、やる気に満ち溢れている状態なので
これぐらい出来るとその時の熱量でスケジュールを決めてしまいがちですが、
その日の体調や疲れによっても日々の熱量は変わってしまうため
どうしても当初の予定を管理できずに計画倒れしてしまうということがよくあります。
私が予定を立てるときに注意している言葉があるのですが、
「やる気のない人間などいない。あるのはやる気を奪う計画だけである」という言葉です。
じゃあ、よく聞くように余裕をもった計画を立てればいいのか!と思われる方もいらっしゃいますが、実はそれだけでは計画倒れを防ぐことは難しいです。
そこで、ここから継続するための勉強計画の管理方法を解説していきます。
勉強計画を立てる前に
やらないことを決める
勉強計画を立てる前にやっておくべきことは、“やらないことを決める”ことです。
例えば、テレビを見ない、スマホをいじらないなど。
ずっとしないというわけではなく、勉強をした後でしかしないなど、あらかじめやる事とやらない事を分けることが大切です。
これをすることで、今までと同じように気づいたら時間がなくて勉強は後回しという事態を避けることができます。
分けて管理する
やらないことを設定したら、次にやるべき勉強とやりたい勉強を分けます。
この2つを一括りにしてしまうと、やるべき勉強のときにやる気が出ず、やりたい勉強だけしてしまうようになります。勉強内容をきちんと管理するためにもこのやるべき勉強内容とやりたい勉強内容を「分ける」という手順が必要です。
ちなみに、やる気に振り回されずに勉強したいという方はこちらの記事をお読みください。

勉強計画を管理する方法
あらかじめ余白を作っておく
冒頭でもお話しましたが、計画倒れになってしまう一番の原因は過度な詰込みです。
急な仕事が入ったり、疲れていたりと予定というものは様々な変動要因に左右されるものです。
そういったときのサポートとして、意図的にスケジュール調整用の時間を取っておくことが計画倒れを防ぐ有効な手段です。
もし順調にスケジュール通り進んでいるのならば、休憩に充てたり、さらに先の予定の勉強も進めてしまうなど余白の時間は取っていて損することはないため、計画段階で導入しておくことをお勧めします。
頻度としては週に1回~2回ほどで、土日のどちらかを余白として設定しておくのも有効です。
数字で管理する
あなたが勉強する理由は何でしょうか?
知識を増やしたい、効率的なやり方を学びたい、スキルアップしたいなど様々な理由があると思います
しかし、一言で要約すると「今の自分よりも成長したい」ということではないでしょうか。そして、成長するためには現状を把握し成果を振り返り、改善を繰り返していくしかありません。
そこで計画を立てた後にして欲しい事として、その計画が達成できたがどうかの基準を設定してみて下さい。
日ごとに振り返りが出来るのが1番良いのですが、現実的に考えて週ごとに評価できる基準を設定することが望ましいです。
このとき注意して欲しいのが、その基準は全て数字で設定・管理するということです。
例えば、何時間勉強する、何P進めるなどでも構いません。
何かした検証できる目標を設定し、その目標に向かって努力する。
そしてその結果を振り返り改善していく。
このプロセスこそが成長に必要不可欠です。
せっかく勉強するのですから、ただ勉強するだけでなく、
その先にある成長するという目的を達成するためにも数値で達成基準を作ってみて下さい。
数値で目標を設定することで、やらなければならない量が明確になることに加え、出来ないまま放置しておく気苦しさから勉強を継続してやる原動力にもなります。
勉強計画を立てる際には、
- スケジュールに柔軟性を持たせる余白を組み込む
- 「やること」と「やらないこと」を分ける
- 「やるべきこと」と「やりたいこと」を分ける
- 進捗状況を数値で管理できるようあらかじめ数値目標を設定しておき週次で評価する
以上の4点を意識して、勉強計画を管理すると継続することができますよ。