「人と関わるのがそもそも苦手。」
「他人と関わらずに生きていきたい」
こんな風に感じて毎日を生きていませんか?
時には、なぜ自分はこんなに人と関わることがストレスなのだろうと悩むこともあるでしょう。
しかし実は、他人と関わりたくないと感じている人の多くは「自分がなぜ他人と関わりたくないと感じているのか」の本当の理由に気づいていません。
なぜなら、私自身、人と関わりたくないと感じるのは、自分が気を遣う性格だから人と関わらず一人出来る時間の方が気楽だと勘違いしたまま生きてきたからです。
でも、人と関わりたくないと感じる本当の理由がわからないと自分を変えようと思った時、正しい行動を取ることができませんよね。
この記事では、あなたが人と関わりたくないと感じる本当の理由を「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学の観点から紹介し、自分を変えるための正しい対処法まで解説していきます。
記事を読み終えることで、これまでの勘違いだらけだった自分の本音に気づき、これからの生活を変える一歩を踏み出す勇気を得ることができます。
人と関わりたくないと感じる人の特徴

陰口を聞くと「自分のことでは」と不安になりやすい人
誰かが悪口を言っているのを見ると、「もしかして自分の陰口を言われているのではないか」と不安に思ったことはありませんか?
他人の悪口でも、自分のことかもしれないと不安になりやすい人は、誰かといるとき常に気を張っている傾向が強く、人といると疲れやすいと感じてしまいます。
自意識過剰と誤解されることもありますが、むしろ自己肯定感が低く、自分の存在意義を探していることが多いです。
完璧主義者
何事も完璧にやらないと気が済まない人も他人と関わりたくないと感じることが多いです。
自分なりの基準がはっきりとあり、それを人に理解してもらうのが大変なので他人と関わるよりも自分一人の方が早くて気楽だという人が多いです。
自分はまだまだ満足していないのに、不仲を避けるために仕事や作業のレベルを周りと同じクオリティに合わさなければいけないことに抵抗感のある人がこのタイプです。
常に周りの顔色を伺って笑顔でいる人
意外といつもニコニコしていて誰とでも上手に接している人ほど、内心では他人と関わらずに一人になりたいと考えていることが多いです。
周りの顔色を伺うのは普通に疲れますし、このタイプの人は揉めたりすることを避けたいと思っているため、納得いかないことがあっても笑ってその場をやり過ごすことが多いです。
誰の目も気にせず自分らしくいられる時間が欲しくて、人と関わりたくないと思うことが多いタイプです。
人と関わりたくないと感じる本当の心理
全ての悩みは対人関係に根差す
他人と関わりたくないと感じている人の多くは、その理由を「人付き合いが面倒臭いから」と思っています。
しかし、実はそうではないことの方が多いです。
よくよく話を聞いていくと、人と関わることによって自分が傷つくことが嫌で、自分を守るために人と関わりたくないと感じていることがほとんどです。
人付き合いが面倒臭いのではなく、自分を守りたい
人と関わりたくないというのも、広義では不満というよりも「誰かと一緒にいることが嫌」という悩みになります。
今、人と関わりたくないと感じている人は、いつから人と関わるのがストレスだと感じるようになりましたか?
どんなに早くても、学生時代からだと思います。
つまり、物心ついた時点では誰しもが「人と関わりたくない」なんて感情を抱いていなかったのです。
人間は本来誰かと関わって生きていく社会性の生き物なので、コミュニケーションに喜びを感じる傾向にあります。
それが今、誰かと一緒にいるのがストレスだと感じるようになったのは、なぜでしょうか。
その答えが「人と距離を取って、大切な自分を守りたい」ということです。
他人と接さなければ傷つくことはない
物理的なケガを除けば、私たちが傷つくのは基本的に対人関係が原因です。
極論を言えば、誰とも接することが無ければ、そもそも揉め事も起こりませんし、自分を誰かと比較することもなくなるので、傷つくことはなくなります。
つまり、自分の尊厳を守ることが出来ます。
だからこそ、誰かと接する機会を減らして自分が傷つく機会を減らすために、無意識のうちに人と関わりたくないと感じるようになるのです。
人と関わりたくない心理を克服する方法
人と関わりたくない理由が「自分を傷つくことから守りたい」という潜在欲求である以上、1番の解決策は「傷つかなくていい人間関係を作る」ということです。
しかし、現実問題として別々の人間が一か所に集まって何かを行う場合、何事も揉め事や不満もなく終わるということは不可能です。
社会人の方であれば、普段の仕事からもこのことは自明だと思います。
そんな中で、より現実的な解決策として挙げられるのが下記の2つです。
- 自分には能力があると感じながら生きられること
- 周りに必要とされ、自分もその人達と仲間であると感じられること
対人関係の根源的な悩みは、「自分が必要とされないのではないか」という不安と「自分にとって心を許せる仲間がいない」という孤独感です。
これらの2つを解消することで、誰かと一緒にいることに対するストレスが激減し、他人と関わりたくないという感情を減らすことができます。
周りから必要とされ活躍できる環境を見つけるには
周囲から必要とされ、活躍できる環境に行くためにはまず、自分が活躍できることは何かを知ることが必要不可欠です。
自分が活躍できること、環境さえ見つけることが出来れば、周りの人はあなたの力を求めて頼ってきてくれるため、周囲から必要とされるという目標は比較的達成しやすいです。
他人と関わることに疲れた。。という人はぜひ、一度立ち止まって自分が活躍できることは何かを考えてみてください。
「自分が活躍できることがわからない」という方は、 【得意なことで生きていく】あなたの強みを見つける3つの方法【創り方も解説】という記事であなたの強みの見つけ方について紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
