あなたは窓際族という言葉を聞いたことがありますか?
窓際族とは、仕事ができず出世街道から外れてしまったため、特にやることも与えられない閑職に追いやられた勤続年数だけ長い余剰社員を指す言葉です。
もちろん、
「長くこの会社で働く気はないから出世なんてどうでもいい。」
「むしろ仕事が降ってこなくなるならラッキー!」
という意見も理解できます。
実際、会社なんて数十年後はどうなっているのかわからないので、一つの会社で出世を極めることが正しいかどうかは非常に疑わしいです。
しかし、私は出世を狙っているかどうかに関わらず、出世街道を歩き続けることは必要だと考えています。
なぜなら、名だたる大企業ですら年長社員に早期退職を促している今の世の中で、出世街道から外されるような人間に次の選択肢なんてないと考えるからです。
でも、どうしたら出世街道に乗れるのかわからないと感じる人も多いと思います。
そこで今回は、どんな業界でも共通する将来出世しない人の特徴を紹介していきます。
出世する要因は数あれど、出世しない要因はどの業界でも共通していることが多いです。
ぜひ今回の特徴で自分に当てはまっている項目が無いかチェックし、もしあった場合は明日から改善して窓際族への突入を避けていきましょう。

将来出世できない人に共通する特徴4つ


何事も人のせいにする
出世するということは「誰かの上司になる」ということです。
会社としても優秀な人材を出世させて、次の優秀な人材を育ててほしいと思うのは自然な流れですよね。
理想的な上司の特徴については「」【Googleが明かす】良い上司に共通する10の特徴でも紹介していますが、逆に嫌な上司の特徴として何事も人のせいにする人ではないでしょうか。
自分の失敗やミスを部下のせいにする上司なんて最悪ですよね。
実際、そんな人が上司になると離職率も上がりますし、今の世の中就活生や株主も離職率は気にしているので、会社としても言い訳ばかりの人のせいにする人材を上司に登用することは避けたいです。
そのため、何事も人のせいにする人は上司には縁遠く出世しにくい人だと言えます。
自分の仕事しかしない
自分の仕事しかしない人も出世しにくいと言われています。
私は、この自分の仕事しかしない人には2種類の人がいると考えており、その2種類の人の特徴について紹介していきます。
言われた仕事しかしない
自分の仕事しかしない人の中でも1番出世しにくいのは、本当に最低限の言われた仕事しかしない人です。
最悪なのは、言われた仕事さえ終われば後は指示待ちで何もせずに待っている人です。
言われた自分の仕事だけ終わらせてボーっとしているのは確かに楽ですが、会社として評価されないことは誰でもわかると思います。
人の印象というのは一度決まると変えるのは大変です。
一度本気で嫌いになった人を好きになるなんて、恋愛マンガでもなければそうは起こりません。
そのため一時の楽をするために一旦会社からの評価を下げてしまうと、挽回するのに倍以上の労力がかかります。
将来の自分が楽をするためにも、パフォーマンスだと割り切って+αの工夫をつけておくと、小さな高評価が段々と積み重なって大きな差になっていきます。
部下の仕事をマネジメントできない
前述しましたが、会社が人材を出世させるのには、より大きな仕事を任せたいという意味と合わせて「ノウハウを伝えて次の優秀な人材を育成して欲しい」という意図があります。
そのため、どんなに仕事は完璧でも部下の指導や育成が出来ない人は、ある一定のポジションまでいくとそれ以上の出世は望めません。
とはいえ、いきなり部下をつけられてもマネジメントなんてできないのが普通です。
そのため今のうちから自分の上司の仕事ぶりや、されて助かったことや嬉しかったことを記録して将来自分が上司になったときに使えるようにしておくことがおすすめです。
理想は「こうなりたい」と思える上司が身近にいることなのですが、会社のどこを見渡してもそんな上司がいない場合、その会社の未来も怪しいので早いうちから転職や部署異動を考えた方がいいです。
何の仕事をしているかが謎
出世するためには評価が必要ですが、その仕事の評価をするのは上司です。
その上司があなたが何の仕事をしているかきちんと把握できていなければ評価も何もあったものじゃありません。
「上司なんだから部下の仕事ぐらい把握しとけ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、上司によっては部下の仕事ぶりをきちんと把握していない人がいることが実情です。
また、上司といっても同じ人間のため自分以外の人の仕事内容を完璧に把握しておくなんて正直不可能に近いです。
せっかく頑張っても適切な評価がされなかったと言って退職していった友人も知っていますが、努力を無駄にせず出世するためにも上司と頻繁にコミュニケーションをとり自分の仕事ぶりや頑張りについて理解してもらうことが大切です。
必要以上に気を遣いすぎる
仕事が出来ないわけではないし、人当たりも良いのに意外と出世できない人の特徴として、「必要以上に気を遣いすぎる」という特徴があります。
もちろん、他人に対して気を遣うことは仕事や場を円滑に回すために必要なことです。
しかし、過度の気遣いはその人の自信のなさだと捉えられてしまうことがよくあります。
そうなると、「この人はまだ仕事に対して自信が無いのか。いい人だが、この人に大きな仕事を任せるのは不安だな」と評価を受けてしまいます。
周囲に気を遣うことは大事ですが、自分を押し殺して評価まで下げるのは損なので、場面に応じて自分の意見を通すことも出世には必要です。
出世したいかどうかは別にしても、出世街道に乗っているということは将来の転職や、自分にとって働きやすい環境作りに役立ちます。
もし出世しない人の特徴の中で当てはまる特徴があったのであれば、未来の自分の苦労を減らすと思って明日から改善するように動いてみて下さい。
変える最初は大変かもしれませんが、慣れてくると自然にできてきますし、出世する人が最低限できているものばかりなので、出来て損することはありません。
ストレスの少ない社会人生活にするためにもぜひ明日から一緒に頑張っていきましょう。


