自分には強みなんてないんじゃないかと不安に感じたことはありませんか?
そこで本記事では
・自分には強みがないと諦めかけている人
・一通り強み診断を試してみたけど、いまいち自分の強みがピンとこない人
・今は強みがなくても、自分の中に何か強みが眠っていると感じている人
と感じている人の悩みを解決していきます。
上記の方の以外にも、「自分の強みはなんとなく把握しているけど、もっと優れた強みが欲しい」と感じている方にも最後まで読んでいただけるとお役に立てる内容になっています。
本記事の内容
・これといった強みがないと感じる理由
・強みを見つける有効な方法
・自分の強みに気づく方法
自分には強みがないと感じている人向け【理由と対策】

強みがないのは、強みと出会っていないから
強みというのは、何もないところから急に生まれるのではありません。
何かをやってみて、他の人よりも少ない労力で高い結果を出せたり、長時間取り組んでも苦じゃないというように、実際に経験したうえでしか強みというのはわかりません。
にもかかわらず、私たちはこれまでの人生で出会ったり経験したことだけを基準に強みを探そうとしてしまうため、あなたが本来持っている本当の強みに気づけなくなってしまいます。
強みだと思っていたことが実はそうでもなかったり、自分には強みがないと感じてしまうのは、そもそも強みに繋がることを経験していないのが原因であることが多いです。
私達は少ない事象から全てを判断しようとする傾向がある
秘書問題に学ぶ必要な選択肢の数
数学者で知られる命題として、秘書問題があります。
秘書問題とは、100人の秘書候補から無作為に面接を行い、1番優秀な人を雇うためにはどうすればいいかというような最適停止解の一種である
ちなみに、雇うか雇わないかの判断はその場で行う必要があり、雇わないと決断しない限りは次の面接に進めない。
あなたなら、100人から1人優れた秘書を雇うためにどうしますか?
- 80人面接して、残りの20人からそれまでで1番良かった人と同じレベルの人を採用する
- 何も考えずとりあえず面接していき、この人だと思った段階で面接を辞める etc.
どちらを選んでも、時間がかかったり、本当に優秀な人の採用を逃してしまうといったリスクがあります。
人によって様々な選択肢が思い浮かぶと思いますが、なんとこの秘書問題、統計学的に最も適切な方法はたった一つしかないと言われています。
それは、「最初の37人は面接して全員不採用にし、残りの63人のうち、その37人の中で最も優秀だった人を上回った人を採用する」というものです。
必要な選択肢の数を知る方法
この37人という数字はどこから来たのでしょうか。
実は、応募者の100人を数学定数の一つであるネイピア数(e=2.7182…)で割って37という数字を求めています。
なぜネイピア数で割ったかの説明は省きますが、この秘書問題で重要なのは「何かを選択するときは、全体像を掴んだうえで、どのくらい試せば適切な答えが得られるか」を知る必要があるということです。
それでも私達は必要な数を検討する前に決断を下してしまう
秘書問題では最適な選択をするための目安となる数字がありますが、普通に生きていて何かの選択を迫られたとき、選択数の目安なんてありませんよね。
そんなとき、私たちはどうしているかというと、多くの場合必要な選択肢の数すら試さないまま何かしらの決断を下してしまっています。
理由は簡単で、試す選択肢が少ない方が手間や労力が省けて“楽”だからです。
強みがないと感じるのは、強みに出会うための試行回数が少ないから
自分の強みが見つからないというのも、この強みと出会うための試行回数が少ないことが圧倒的に多いです。
だって、何事も実際にやってみなければ「自分はこれが得意だ」なんてわからないですよね。
例えば、世界No.1プレーヤーと言われるメッシやクリスティアーノ・ロナウドだって、サッカーをやってみなければ、サッカーが得意であることには気づけなかったはずです。
そもそも、やる前から何が得意かわかってたら誰も強みが何かなんて不安になりませんよね。
なので、「今、自分に強みがなくて悩んでる」という人は、ぜひもっといろいろなことを経験してみて、まずは自分が得意だと感じることを見つけることに集中した方がいいです。
強みを見つけるなら、新しい分野に飛び込んだ方が良い理由
せっかくいろいろ経験して、強みを見つけるための選択肢を増やすのであれば、市場で新しいとされる分野に飛び込むことをおすすめします。
まだ参加しているプレーヤーが少ない分野で強みを見つけられると、その分野の第一人者になりやすく、ライバルも少ないというメリットもあります。
詳しくはこちらのあなただけの強みを見つける3つの方法【創り方も解説】でも紹介しています。
強みがあるのに自分で気づけていない場合

強みがないと感じている人によくあるのが、実はすでに強みがあるのに、自分で気づいていないというパターンです。
この場合は、ツールをつかったり人に聞いてみることで自分の強みを把握することができます。
ちなみに、自分では意識していない無意識レベルで行っていることが、あなたの強みだった場合、それはどこにいっても強力な武器になります。
なぜならストレスすら感じない無意識レベルで他人に価値を提供できているからです。
もし、強みがないと感じているのであれば、まずは自分が気づいていないだけという可能性を検証するために、外部のツールなど使って自分の強みを棚卸してみることをおすすめします。
