こんな風に勉強の気分転換にチョコを食べた経験はありませんか?
チョコが勉強に良いとなんとなく聞いたことがあるから、勉強のお供としてチョコを食べるよという方は多いと思います。
私もなんとなくカカオとかが集中力を高めてくれるのかな~と思って休憩中にチョコを食べたりしていました。
しかし実は、チョコの中にも「勉強におすすめのチョコ」と「逆に集中力を下げてしまうチョコ」があり、チョコなら何でもいいわけではありませんでした。
せっかく気分転換に甘いものを食べるなら、集中を阻害するものではなく、脳や勉強に良いものを食べたいですよね。
そこで今回は、疲れたときに甘いもので気分転換してもう一度頑張るための「チョコの効果」と「正しいチョコの選び方」について紹介していきます。
なぜチョコが勉強に効果的なのか

チョコは昔 “薬” だった
普段お菓子として食べているチョコレートですが、実は16世紀には薬として扱われていました。
勉強でも集中力の回復や疲労回復の効果が期待されるカカオですが、昔は「神の食べ物」と呼ばれるほどの高級品だったため、貴族など上流階級の人達専用の薬として使用されていたそうです。
現在のチョコレートは美味しく食べられるように砂糖なども含まれていますが、もともと薬として使用されていただけあって、体に良い効果があるのは間違いありません。
特にカカオやテオブロミンと呼ばれる大脳を刺激する成分がリラックス効果や集中力を高める効果があり、勉強中にチョコを食べるのは効果的であると言えます。
休憩中のチョコが勉強に効果的な理由
勉強をすると頭が疲れますよね。
すると脳は回復するためにエネルギーを求めます。
他の臓器だとたんぱく質や脂肪もエネルギー源となるのですが、脳は特別でブドウ糖からしかエネルギーを補給できません。
そのため、脳が疲れたときはブドウ糖を補給する必要があります。
しかし、このブドウ糖は食事から摂取することはできても24時間以内に消化されてしまうため、体内で溜めておくことができません。
学生の頃、「朝はおにぎりだけでもいいから朝食を取った方がいい」と言われたことはありませんか?
これも、ブドウ糖の摂取のことを指しており、寝ている時間で使用したブドウ糖を補給することで朝から集中できるようになるというものです。
そして、勉強中は特に頭を使うため脳は普段より多くのエネルギーを必要とします。
そのためブドウ糖が豊富に含まれているチョコを食べることで脳のエネルギー不足を防ぐことができます。
勉強中におすすめなのはビターチョコレート
チョコレートには甘めのミルクチョコレートから苦めのビターチョコレートまで様々な種類がありますが、それぞれ成分が異なるため用途によってどのチョコが良いかは使い分ける必要があります。
結論から言うと、勉強におすすめなのはビターチョコレートです。
人間の体は急激な変動があると直後に反動があるようにできています。
普段運動していないのに、急にフルマラソンに出たりしたら次の日は筋肉痛で動けなくなりますよね。
血液中の成分でも同じことが言えて、急に血糖値があがると反動で急に血糖値が下がりイライラしたり体の調子が悪くなったりします。
実はミルクチョコレートはカカオが豊富なビターチョコレートに比べて甘くするために多くの糖質が入っています。
この糖質が一時的に血糖値を上昇させてしまうため、食べて直ぐは気分がハイになるのですが、反動で血糖値が下がった際に一気に集中力を低下させてしまいます。
そのため、勉強に食べるならミルクチョコレートよりもビターチョコレートの方がおすすめです。
また、カカオに含まれるカカオポリフェノールという成分が脳の血流増加を促がし、記憶などの認知機能を高めるという子とも研究により明らかになっています。
ビターチョコレートの中でもカカオ含有量の高いチョコレートを選ぶことをおすすめします(ただし少し苦いです)
チョコの効果を最大限活かすタイミング
休憩中や気分転換、勉強の合間にチョコを食べる方も多いと思います。
チョコレートの効果はだいたい食後1時間後にピークを迎え、2時間後には効果が落ち始めると言われています。
そのため、効果的な摂取方法としては勉強を始める1時間ほど前にチョコを食べるのがおすすめです。
ただしチョコを食べる一番の目的は気分転換であることが多いですし、チョコを食べても1時間経つまでは効果がないわけではないので、あくまでも時間は目安としての認識で大丈夫です。
それよりも、集中が切れてきたときにチョコを食べて気分転換してもう一度頑張る方が大切です。
チョコを上手く活用して勉強を捗らせていきましょう!