会社に行きたくなくなる理由のアンケートを見ると、必ず上位にランクインするのが「人間関係」です。
実際、誰しも好き嫌いはありますし、世代や価値観も一人一人違うため会社のメンバー全員と仲良しというわけにはいかないのが現実です。
それでも、どうせ働くなら人間関係など仕事以外の面で悩んだりしたくないですよね。
今回は人間関係が原因で会社に行きたくなくなるという事態を防ぐために、人間関係が嫌になる3大原因とそれぞれの対処法について紹介していきます。
仕事の人間関係が嫌になる3大原因

上司や同僚に苦手な人がいる
仕事が楽しくない
会社の雰囲気が肌に合わない
人間関係が嫌になる原因として多いのがこの3つです。
これからそれぞれの場合における対処法について紹介していきますね。
上司や同僚に苦手な人がいる
仕事に行きたくない理由として1番多いのが「上司、同僚がいや」という理由です。
特に同じ部署・チームの中に自分の嫌いな人がいると、
仕事の都合上どうしても話さなければならないタイミングが多々あるため、
毎日仕事に行くのが嫌になってしまいますよね。
人間関係はふとした拍子に良くなることもありますが、多くは改善されず悪いままというケースがほとんどです。
人事部の知り合いに聞いたところ、部署編成のときにも「あの人とあの人は同じ部署にしてはだめ」と、仕事以外の面でチームを決めている会社もあるそうですよ。。
苦手な上司や同僚がいる時の対処法
よく本やテレビで言われるのは、どんな人にだって1つは良いところがある。
だから相手のいいところを探すところから始めましょう。という内容です。
時間をかけてゆっくりと人間関係を改善していきたいのであれば、この方法でも効果はあるのかもしれませんが、今すでに人間関係が原因で仕事に行きたくないと感じている人に対して、この方法を勧めるのは間違っていると思います。
私の場合は、もっと即効性のある方法をとっていて、その方法とは「相手をキャラクター認定すること」です。
ただし、適当にあだ名をつければいいというわけではなく、キャラクター認定するときに相手の苦手な特徴を、自分が好きなものやクスリと笑えるキャラクターに変換するということが重要です。
「ガーガーとまくし立てるような威圧感のある上司→レディー・ガガ」のように苦手だなと思っていた特徴を基にキャラクターとして認定してしまうと、認知転換により相手に対する抵抗感が薄れます。
(参考:「効率・時間・スピードすごい習慣力」 富山真由)
仕事が楽しくない
人間関係で悩んでいる人の相談を聞いていると、仕事に行きたくないと感じている理由の根本は「仕事が楽しくない」ことだったりします。
仕事が楽しくない→やる気がでない→上司や同僚からの目が厳しくなる→人間関係が上手くいかなくなる→仕事に行きたくなくなる
という流れが原因のことが結構多いです。
仕事が嫌で人間関係が上手くいかない場合の対処法
仕事が楽しくない原因としては、
「その仕事にやりがいを感じられない」
「この仕事を続けても成長している自分のビジョンが見えない」
「仕事の量の割に収入が少ない」
といった理由が多いです。
ただ、この理由を解決したからといって仕事が楽しくなり、人間関係が改善されるかと言われるとそうではありません。
仕事にやりがいを感じ、楽しく仕事をするためには「自分がどうなりたいか」を明確にイメージできていることが必要になります。
仕事の面白みが原因で人間関係が悪化している場合、適切な目標設定を行い頑張っている姿を見せれば周りも協力しようと思うようになり人間関係が改善されることも多いですよ。

会社の雰囲気が肌に合わない
就活生が気にする項目で上位にランクインしている会社の雰囲気。
企業は基本的に離職を防ぎたいので、採用の時も、その人がこの風土ともいえる会社の雰囲気に合っているかをどうかを重視しています。
つまり、あなたが今その会社にいるということは、「会社側があなたがこの会社の雰囲気に合っている」と感じて採用されたということです。
しかし、実際に働き始めると会社の雰囲気が合わないというケースはよく聞きます。
「会社に入ってみたら昭和感丸出しの体育会系だった」
「相談しても精神論しか言われない」
など会社側も会社の雰囲気に合う人をとっていることが多いため、周囲を見渡すと皆どこかしら共通している点を持っていることが多いです。
そして、その共通点が会社の雰囲気を作り上げています。
会社の雰囲気に合わない時の対処法
会社の雰囲気が原因で仕事に行きたくない場合の対処法は基本的にとても難しいです。
というのも、支店や支部を移動したところで会社の風土というのはそんなに大きく変化しないため、部署を変えたところでこの不満は解消されないことが多いからです。
会社の雰囲気や風土が嫌で仕事に行きたくない場合は、別の雰囲気が自分に合っていると感じられる会社に転職するということが数少ない解決策だったりします。
こればっかりは自分の努力で改善できるようなものではないため、どうしても会社の雰囲気が肌に合わないという場合は、無理をせずに転職活動を始めることをおすすめします。
最後に
私達は知らず知らずのうちに、相手の顔色を窺って愛想良くしたり、空気を読んで行動することを「当然」のこととして強制される世の中に生きています。
でも、江戸時代のように村制度で逃げ出せないような時代に生きているわけでもありません。
ある程度気を使うことは必要ですが、それで苦痛を感じるほど過剰に気を使う必要もありません。
もし、今の環境に対して人間関係が原因で行きたくないに感じるのであれば、苦痛じゃない環境を目指して今の環境から飛び出すことも一つの解決策ですよ。
とはいえ、環境を変えるのもそれはそれで大変なので、まずは一旦ご紹介した対処法を使って、人間関係が楽にならないか試してみて下さい!


