あなたは職場の居心地が悪いと感じたことはありませんか?
会社に行けばただでさえ疲れるのに、居心地も悪いと余計に疲れますよね。
でも実は、居心地が悪いと感じる職場には一定の特徴があります。
そこで今回は、居心地が悪いと感じる職場の特徴と居心地の状況を改善するための3つの方法について紹介していきます。
ぜひ自分に合った方法で居心地の良い職場に変えていきましょう。

居心地の悪い職場の特徴


人間関係が悪くギスギスしている
たとえ自分は関係なくても、職場の上司や部下同士の中が悪いと空気が悪くて働きずらいですよね。
人間関係が悪い職場というのは、社員同士のいじめや嫌がらせが横行していたり、飲み会ではその場にいない人の陰口ばかりなど、職場の人と一緒にいるだけで疲れてしまいますよね。
傍から見ている分にはまだ良いですが、自分が巻き込まれると職場の居心地が悪く会社に行くのも辛くなりますし、仕事も捗らなくなり最悪です。
悪化した人間関係に自分が巻き込まれてしまった時の対策については後ほど紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
職場に気の合う人がいない
会社に行けば必ず昼休みや仕事の合間に雑談する時間がありますよね。
仕事をして一段落したり、ちょっと疲れたりしたときに気の合う同僚と少し話すだけで気分転換できるといった事はよくあることだと思います。
また、仕事で何か嫌なことがあったときに気の合う友人に相談することで「また明日から頑張ろう」と思えた経験もあると思います。
このように気の合う友人が職場にいることは非常に心強いですが、逆に言えば気の合う友人や同僚がいない職場というのは気が休まらず居心地が悪いと言えます。
自分だけが浮いている
みんなと話していても何となく自分だけ上手くはまっていないような気がしたり、自分がいてもいなくても変わらないと感じたことはありませんか?
仲間外れまではいっていなくても、何となく自分だけが浮いていると感じた経験がある人は多いと思います。
なんだか自分の居場所だけがないような気がすると感じている人に向けた対処法についても後ほど紹介していきます。
上司が感情を表に出す
あなたの上司は機嫌が悪いときでもあなたの相談に応えてくれますか?
部下に対して好き嫌いなく誰に対しても適切に仕事を割り振ってアドバイスをしてくれますか?
機嫌や他人への好き嫌いを態度に出す人が上司だと職場の居心地は非常に悪くなります。
もちろん、人間なので機嫌の良し悪しはありますし、好き嫌いもあります。
しかし上司というマネジメントを行うポジションにいる以上、私的な感情で対応に差を出すのは社会人として未熟だと言わざるを得ません。
「どうしても上司と合わない!」という場合は、【「もう無理!」合わない上司に限界を感じたときの対処法3選】という記事で対処法を紹介していますので、参考にしてみて下さい。



会社の業績が悪い
会社の業績が良いときは役員も機嫌が良く職場の人間関係も良好になることが多いです。
これは、他の会社や過去の自分たちに比べて、今の自分達の方が優れているという達成感や満足感があるからです。
しかし逆に、会社の業績がどんどん落ちていくと役員の態度も厳しくなっていますし、上司も今の会社に対する不満で仕事のやる気をなくし職場全体の雰囲気が悪くなるということはよくあります。
残念なことに、このような状況で個人で出来ることは限られています。
働いていて自分の会社がまだ持ち直せると感じる場合は、多少居心地が悪くても頑張って働いているうちに職場の居心地が改善するということもあります。
しかし、会社の将来性にも希望が持てず、居心地も悪いと感じる場合は、転職して職場自体を変えてしまう方が有効なことが多いです。
居心地の悪い職場を改善する方法


環境に合わせて自分を変える
居心地が悪い職場を少しでも居心地のいい職場にするためには、周りの環境に合わせて自分も少なからず変わる必要があります。
簡単で明日から取り組めて徐々に効果が出るものとしては以下の3つがあります。
- 挨拶から始める
- 話しかける回数を増やしてコミュニケーションを増やす
- 悪口や陰口に参加しない
私達の他人に対する好意は、自分と他人の共通点だけでなく「何回接触したか」という単純な会話や接触回数にも依存するということが研究によりわかっています。
とはいえ、業務的な報告だけで関係性が良くなるというのは難しいので、挨拶や雑談などで仕事と関係ない話をする機会を増やすことで相手の自分に対する好意を増やすことができます。
どんなに居心地の悪い職場でも自分の立場さえ確立してしまえば、居心地を良くすることはできます。
短期的には職場全体の居心地を良くすると考えるのではなく、まずは自分の居心地の良い職場環境を作る方が効果的です。
相手が変わるように操る
相手の自分に対する印象を操作し、職場の居心地を良くすることは可能です。
下記の記事で詳しく紹介していますが、私たちは行動によって自分の感情を決める傾向にあります。
これはアドラー心理学で知られるアルフレッド・アドラーの思想にも共通する部分で、相手に自分(A)にとって得になる行動を取らせることで、
1. 今自分はわざわざ労力を割いてAさんのためになる行動をしている
2. もし自分がAさんのことを嫌いならこんな手間なことをするはずがない
3. ということは自分はAさんのことを良く思っているんだ!
という風に脳がAさんに対する印象を“無意識のうちに”書き換えることが知られています。



無理だと思ったら職場を変える
前述したように、会社の業績など自分一人ではどうしようもない外部要因が原因で職場の居心地が悪かったり、どうしようもない上司のせいで居心地が悪い場合、思い切って職場を変える方が有効です。
私達は自分の手でどうにかなると感じることに対しては、多少のストレスがあっても頑張れるように出来ていますが、自分ではどうしようもないストレスに晒され続けると脳が縮小し精神的にも病みやすくなることが知られています。
頑張っても無理だ!と思ったときは、体や精神を壊す前に異動を申し出たり、転職して職場を変えた方がいいです。
私達は仕事をするために生きているのではなく、あくまでも生きていくための手段の一つとして仕事をしているということを忘れず、自分を守ることを何よりも優先して考えて下さい。